アンガーマネジメント|怒りをコントロールし健全な人間関係を作るための技術|怒りが発生する仕組み

こんにちは、Ysです。
今回は『アンガーマネジメント』です。

リクエストがあったので勉強してみました。

初めて聞く言葉かもしれませんが、文字通り「怒りを管理すること」です。

怒りの感情が出やすいかどうかは個人差があると思います。

しかし、人生で一度も怒ったりイライラしたことがないという人はいないと思います。

どうせなら怒ったりイライラすることなく良好な人間関係を作れた方が良いですよね。

そのためには、まず怒りが発生する仕組みを理解し、そして怒りが発生しない考え方や行動を実践することが必要です。

アンガーマネジメントは怒りという感情が発生する仕組み、そしてそれを回避したり和らげるための具体的な実践方法を教えてくれます。

今回はまず仕組みを理解するところに重点を置いて説明します。

早く実践方法を知りたいという方もいらっしゃるかもしれませんがお許しください。

アンガーマネジメントの実践では、過去の怒った経験を振り返ったり怒った内容を記録したりします。

そして、怒りについて深く考えたり、過去の経験を思い出すことでその怒りを増幅させてしまう可能性があります。取扱注意ですね。

なのでまずは仕組みをきちんと理解することが大切だと考えました。

 

アンガーマネジメントとは

怒りの感情を上手くコントロールするための技術です。個人差はありますが、誰でも練習すればできるものだそうです。

動物としての怒りは他の動物と戦ったり、逃げるといった行動を起こすために必要な感情とされています。

しかし我々にとって怒りは他の感情と比べてマイナスな結果を引き起こす原因になりがちです。

これに対処し健全な人間関係を作り、人生をより良くすることがアンガーマネジメントの目的です。

 

怒りが発生するまでの段階

出来事に遭遇してから怒りの感情が表面化するまでには以下の段階があります。

 ①出来事に遭遇する
 ②出来事に意味づけする
 ③怒りを選択する
 ④感情が態度に出る

以降はそれぞれの段階について説明していきます。

 

出来事への遭遇

過去のことを思い出して怒るということもありますが、その怒りにも必ずきっかけとなる出来事があります。

ポイントはこの出来事が怒りに直接結びつかないということです。

この後のそれぞれの段階で、自分の価値観で出来事に意味づけをして、その上で怒ることを自分で選んでいます

つまり、自分の持つ価値観や怒りを選択する基準が変われば、怒らなくて済むということですね。

 

出来事に対する意味づけ

遭遇した出来事に対してそれが怒りに値する物なのかどうかを自分の価値基準と照らし合わせます

この価値基準を「コアビリーフ」と言います。

コアビリーフは人によって異なります。

例えば「子供にとって勉強と遊びどっちが大切」といったようなものですね。極端にどちらかが大切だという人、どちらも大事だけどどちらかと言うと勉強、あるいはその逆。そのさじ加減は千差万別ですよね。

この物差しと実際に起こっている出来事を比べています。

極端な基準や強い執着があったりする、つまりコアビリーフが強すぎるとその分出来事とのギャップが生じて怒りに繋がりやすくなります。

 

怒りの選択

出来事とコアビリーフにギャップが生じると怒るかどうか選択します

人によっては信じられないかもしれませんが、無意識に選択しています。

そして怒りを選択するかどうかの要因が「ストレス」「トリガー思考」です。

まず「ストレス」についてです。

良いことがあった時は怒りにくいし、嫌なことがあったり忙しい時は怒ったりイライラしやすくなりますよね。

当たり前のようなことかもしれませんが、怒りをコントロールする上ではストレスのコントロールも大切だということです。

次は「トリガー思考」についてです。

コアビリーフは怒りに至るきっかけであるのに対して、トリガー思考は名前の通り怒りの引き金となるその人の考え方です。

コアビリーフによる意味づけはあくまで銃に弾を装填するところまでです。

それを最後に発砲するかどうかは引き金を引くかどうか次第です。

引き金を引くかどうかの基準や癖は人によって異なります。

価値観が合わないものに対してそれを怒りの感情とするかどうかの自分の癖や徴を理解することが必要だということですね。

 

感情の表面化

文字通りです。

我慢するか、しないかです。

怒りに対してこの部分で何とかしようとする人が多いと思います。

もちろん態度に出さないことも大切ですが、それだけではストレスになりそのストレスが結局別の怒りを誘発してしまいます

職場での怒りを我慢してそれがストレスになって身内に怒ってしまう、といった経験はないでしょうか。

だからこそこの最後の段階だけでなく、その前段階も含めてコントロールすることが大切だということです。

 

実践に向けて

怒りの発生メカニズムは説明の通りです。

では、このメカニズムを理解した上でどのように怒りをコントロールすれば良いのでしょうか。

何となく察しがつくかと思います。

怒りには段階がります。

各段階で怒りに至るきっかけを知り、考え方や行動を見直していきましょうということです。

態度に出さないよう毎回我慢するのは健康に良くないですよね。

でも、考え方を見直せば我慢すら必要なくなります。もちろん我慢に比べれば時間がかかると思いますが。

「偏った価値基準を見直し出来事を寛容に受け入れられるようにする」

「これまで反射的に感情的になっていたことに対してそもそも怒る必要のあることなのか考えてみる」

こういったことですね。つまり「行動の修正」「認識の修正」です。

詳細はどこか別の機会で『実践編』として説明できればと考えております。

ですが、具体的な実践方法を知らなくても、仕組みを理解することが普段の怒りをコントロールするためのヒントになりますよね。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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