【健康・心理】承認欲求|良いもの?強すぎると危険?|その特徴と付き合い方

みなさんこんにちは、Ysです。

 

今回は「承認欲求」です。

割と耳にするキーワードですね。

 

満たすことは自体は良いこと、でも強く求め過ぎると良くない。そう言われているこの欲求についてもっと知りたいと思い勉強しました。

承認欲求とはどういうものか。満たすことでどのような効果があるのか。なぜ強く求めてしまうのか。上手くコントロールするにはどうすれば良いか。

そういったことを今回書きたいと思います。

 

 

 

承認欲求とは

「他人から認められたい、自分が価値のある存在だと認めたい」という欲求です。「努力、主体性、他者との協力、助け合い」などの前向きな行動の動機に繋がるとも言われています。

 

しかし、間違えると悪い方向にも転じてしまいます。

ここからは承認欲求の光と影について触れていきます。

 

 

承認欲求の光

 みなさんは誰かから褒められたり、認められた時どのように感じますか?

 

私は素直に嬉しいと感じます。そして次も頑張ろうと思います。

意欲が高まり前向きになれる、つまり「内発的モチベーション」が高まります。

また「自分はやればできるんだ」という自信、つまり「自己効力感」が高まります。

 

日本人は自己効力感、自尊心、自己肯定感が他国と比べて低いと言われます。

だからこそお互いを認め合い、自分を認めてあげることが大切です。

 

では、とりあえずたくさん褒めておけばみんな幸せになれるのでしょうか。

そう簡単にはいかないのが難しいところ。

「認められたいから見栄を張ってしまう。」「認められている状態を失うことが怖いと感じて失敗を恐れる。」

このような経験は多かれ少なかれ誰にでもあると思います。

 

ここからは承認欲求のネガティブな側面について触れていきます。

 

  

承認欲求の影

承認という行為が派生して様々な報酬に繋がります。

「SNSでいいねが集まればインフルエンサーとしての価値が高まる。」

「仕事で結果を残せば評価が上がり出世コースへ。」

 相手を認めることが期待や信頼に繋がり、金銭的報酬や社会的報酬を受け取ることができます。一見とても良いことですよね。これ自体は良いことです。

しかし、これに対して人はどう考えるのか

「もっと欲しい」「失いたくない」と考えるようになります。ある種、副作用のようなものですね。特に後者が厄介。

 

「仲の良い友達から嫌われたくない。」

「出世コースから外れたくないから失敗できない。」

「連勝記録がかかっていてみんなが期待している。次の試合は絶対に負けられない。」

「商売が軌道に乗ってきた。顧客が離れていくのが怖い。」

これらは「保有効果」というもので、得られないことよりも失うことの方が何倍も辛いのです。

 

 また「承認」は自分でコントロールすることができません

お金があれば食欲、時間を確保すれば睡眠欲を満たせます。しかし承認は他者によるものです

もちろん自分で自分を認めてあげることはできます。しかし自分にコントロールできる範囲に限界はあります。だからこそこの特徴をきちんと理解し、上手に付き合う必要があります。

  

 

副作用からの解放

ここからは承認による副作用から解放されるための3つの方法、そしてそれらを組み合わせてどのように考え振る舞えば良いかについてです。

 

期待値を下げる 

承認する側にできることですね。

相手を認めることは大切です。でも過度に期待しすぎない

そうすることで相手は期待というプレッシャー、応えられないことへの恐怖から解放されます。

 

自信を持つ 

承認される側に出来ることですね。

 小さな成功体験を積み重ねる。そして自分で自分を認めてあげて自信をつける。

そうすれば「これくらいならできそうだ」と思えるようになります。

 

大した問題ではないと思う

承認する側とされる側の両方にできることですね。

顧客満足、連勝記録、出世コース。いずれも失いたくないかもしれません。さらに欲しいかもしれません。

ですが、得られなくても、多少失っても「大したことない」と思えるかどうかが大切です。

 

適度に失敗や上手くいかないことを経験し、それでも認め合う。そのような行為を積み重ねることでこのような思考習慣が養われます。

強いこだわりが良い結果を生み出すかもしれません。

ですが、自分に問いかけながら無理のない範囲で緊張感を持つことが大切だと私は思います。

 

 

まとめると

「そこまで期待はされてないし、やれば出来そうな気がする。でも失敗しても死ぬわけじゃないし気楽にいこう。」ということですね。

 結果につながらなくても、その過程で良かったところを見つけて認める。

上手くいったら素直に喜ぶ。でもマイナスに転じないようにする。マイナスに転じないためのマインドセットは上の3つの通りです。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

承認欲求の良いところと悪いところを理解してバランスよく付き合う。言うのは簡単なんですけどね…

もう少し踏み込むと、日本は比較的、承認欲求のネガティブな側面が表面化しやすい社会構造になっているようです。

 

まあそれを語ったところで我々に出来ることは限られていますし、だからこそまずは身近なところから

 

そう考えながら書いてみました。

 

 

お互いを認め合い、執着から解放され、最終的に世の中全体が良くなると嬉しいですね!

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

 

1件のコメント

  • うっちー

    はじめてコメントさせていただきます。
    Ysさんの文章はわかりやすくスルスル読むことができました!

    承認欲求の問題は難しいですよね。
    私も情報発信をしているので、いいねやPV数をどうしても気にしてしまいます。

    副作用からの解放に書かれている「自信を持つ」は大切ですね!
    自分に自信が持てれば他者に過剰に依存することなく楽に生活できると思いました。

    個人的に大切にしているのは、承認してほしいから発信するのではなく、
    発信して価値提供をした結果として承認をしてもらえるという、
    順番を忘れないようにしています。

    これからもブログ楽しみにしています!!

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